森の感謝祭inたかとり2013
2014.01.18更新
- 2013/10/25(金)~2013/10/27(日)
- 9:00~
- 滋賀県犬上郡多賀町藤瀬 高取山ふれあい公園
心配された台風27号が南下したものの降雨の中、森の感謝祭「森に人に感謝し、森に人に地域に還元する」をテーマに今年で10回目を迎える「チャリティ・チェンソー・カービング 森の感謝祭inたかとり2013」は始まりました。
今年は、昨年に続き、
①東日本大震災の支援活動を地元で行うカーバーの支援
②癒しのベンチを公共的施設へプレゼント
③ドングリのホームスティ
の三本柱での開催です。
東は宮城県から西は岡山県から集まった40名のカーバーは、3日間開催の期間中にチャリティ活動を中心にメイン・クイックカービング・ベンチ等幾多の作品を彫りあげる、全国でも珍しいチェンソーカービングのイベントです。
震災支援活動は今年も継続し、オークションの売上の一部と何と永久チャンピオンの称号をもつブライアン・ルース氏が米国より駆けつけてくれました。作成されたベンチは震源地に一番近いとされる宮城県牡鹿半島に寄贈される予定です。
一番人気があるのが、県内を中心に始めたカービングベンチの寄贈事業です。
二人のカーバーがくじを引き、ペアとなって一台のベンチを作り上げます。これを事前に公共施設等が応募し、多数の場合は抽選により寄贈団体が決まります。当然、カーバーの参加者が少ない場合は、作成されるベンチも少なく、さらに申し込みはがきが多数となると、主催者泣かせでもあり、またそれが楽しみなイベントでもあります。
今回抽選に選ばれた県内の保育園は、4回大会時にイベントを知り、その年に応募して見事当選という嬉しい結果となるものの、その後も継続して応募を続けましたが良い結果は得られず、今回7回目でようやく当選し、念願の2台目のベンチを園内に置くことができる、と喜んでいました。「園児が皆ベンチの回りに集まり、動物が彫られた脚に頬をすり寄せ笑みが絶えない。」とのこと。持ち帰る園関係者も至極の笑顔でした。
また、今回新たな試みとしてはじめたドングリのホーム・ステイは、ドングリの苗を来場者の家庭で植樹できるまで育てて頂き、高取山ふれあい公園に記念植樹を行う企画です。持ち帰った家族は、「こどもの成長と一緒に苗木が育って行くのが楽しみ。」と話していました。
画像元:qve.jp