チャリティ・チェンソー・カービング 森の感謝祭 in たかとり 2014
2014.11.13更新
- 2014/10/24(金)~2014/10/26(日)
- 24(金)9:00~16:30・25(土)9:00~18:30・26(日)9:00~15:00
- 高取山ふれあい公園
秋晴れの中、ここ高取山ふれあい公園(滋賀県犬上郡多賀町)では今年で11回目となる「森の感謝祭inたかとり2014」が開催された。全国のカーバーがチェンソーアートを通じて森林に感謝し、地域貢献と復興支援ができるチャリティイベントとして開催され、メインテーマは、「自然・感謝・祈り・願い」であり、「森に人に地域に感謝し、森に人に地域に還元する」、「東日本大震災のボランティア活動を応援します! 夢と希望と温かい心をとどけよう!」となっている。
北は宮城県、南は長崎県から集まった40名のカーバーと、今年も米国から震災支援活動をカービングを通じ行っている当祭に、是非参加したいと熱望しカーバーとしてブライアン・J・ルース氏が参加され、災被災地である宮城県石巻市鮎川観光協会さんに氏が作成したベンチが寄贈されるそうだ
森の感謝祭の3日間のメインイベントは、癒しのベンチのプレゼントだ。公共機関、施設等を基準として現在では、県内のみならず県外からも応募があり、今年も19組のベンチがペアとなったカーバーにより中日に制作され、プレゼントされていった。毎年応募している地元の教育関係施設からは、今年で3台目のベンチの当選が読み上げられ、会場内からは歓声が聞かれた。
カーバーが使用する材料も大滝山林組合が地元で管理している樹齢75~80年になる杉材だ。森の感謝祭のために間伐材として搬出された材料は、カービングバーで刻むと、切り屑と一緒に含まれている水分が霧のように舞上がり新鮮さが感じられる。そんな材料で創り上げられていく作品群は、2日間に分けて3回行われるオークションに出品され、全て落札されていった。
また、高取チェンソーCLUBは、公益財団法人ハン六文化振興財団より、長年の森の感謝祭でのチェンソーアートを通した森林保護活動に対する功績が評価され、第28回ハン六地域振興賞を受賞した。